《 木 育 》 コーナー

 「木育(もくいく)」とは、子どもをはじめとするすべての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取組です。
   それは、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて人と、木や森とのかかわりを主体的に考えられる豊かな心を育むことです。                                                  (北海道の「木育」HPより)

 本校では、年間4回「木育」の学習を行っていましたが、昨年以降コロナ禍の影響により年間3回の実施としています。                 本校では、「子どもたちが樹木や森林について多様な視点から学び、自然環境の保護・改良について考えたり実践したりすること、またそのことをとおして豊かな心を育成すること。」をねらいとして実施しています。

第2回目 

 1022日(金)は、「苫東・和みの森」にて、2回目の「木育」が行われました。(「和みの森」は、平成19年に天皇・皇后両陛下をお迎えし、苫小牧市静川で行われた「第58回全国植樹祭」の開催地です。) 外部講師(森の先生)に胆振総合振興局森林室の方が来てくださいました。初めに、森の中で不自然な物(本来森にはない物)を皆で探すゲームを行いました。これは、森の中に入ったときに、森林や樹木のいろいろな様子に気が付くためのトレーニングとのことです。次に和みの森のさらに奥の林道に入り、森を歩きながら、木の種類や葉っぱの様子、森林室の方が森を守るためにどのようなことをされているか等についての説明を聞きました。後半は子どもたちが実際に木を伐採したり、切り倒した幹を更に短く切ったりして、森林を守る仕事をされている人たちのお仕事を体験しました。 天候にも恵まれ、大変有意義な学習の時間となりました。

「あれ、こんなところにバナナが・・・これで5個見付けたぞ!」 「象のフィギュアだ!」 「コアラのぬいぐるみミッケ!」

「これはなんのはっぱかわかるかな? さっきのミズナラの葉とは違うでしょう。」 「森にはいろいろな種類の木が生えている方がいいんです。そのためにここにはアカエゾマツを植えたりしています。」 *森の先生にいろいろなことを教えていただきました。

 「う~ん、なかなか切れない!」 幹の真横と斜め上の2方向から切ります。なかなかシラカバの幹は倒れません。

「さらに切っちゃえ!」 「う~ん、切れない。」 「なんか暑くなってきた。」

「切ったぞ!」 「どうだい!」

「切った枝は、ちゃんと運んでかたずけよう!」 


記念碑の前で記念写真撮影。皆ちょっとくたびれ気味かな。自然を守るって、なかなか大変なことなんだね。皆さん、お疲れ様でした。

「おなかすいたね。」

第1回目

 6月29日(火)は、今年度第1回目の「木育」が行われ、胆振総合振興局森林室の方に外部講師として来ていただきました。1時間目は、子どもたちは森林や樹木が自分たちの身近な環境を守るためにどんな役割をしているのかについて説明を聞き、後半は木製の遊具等の造形品を見たり触ったりしました。2時間目は、学校周辺の樹木や木の葉の様子を観察し、その後体育館で、紙で樹木の種の形を作って飛ばす実験をしました。ふだん何気なく目にしている自然の大切さや面白さに気付かされる時間となりました。

「これが、カエデの葉っぱ? で、これが種なの?」 

「回りながら、ゆっくり落ちてくるね。」